眼鏡もコンタクトもさようなら!見える喜びを今あなたに!
眼内コンタクトレンズ(ICL)とは、レンズを目の中(虹彩と水晶体の間)に挿入し、視力矯正をする治療法です。
①角膜を削りません

LASIK(レーシック)は角膜を削るため、近視が強すぎる場合や角膜厚みが薄い場合は適用できませんでした。ICLではLASIKが適応とならなかった方でも、多くの場合視力矯正が可能です。角膜を削らないため、鮮明な見え方が可能となり、万一の場合はレンズを摘出して元に戻せるというおお来なメリットがあります。強いアレルギーやドライアイのためにコンタクトレンズを使用することが困難な方にも向いています。
②高い安全性とメンテナンスフリー

ICLは高い安全性で長期的にクリアな見え方が実現可能です。
当院で使用するレンズは現在(2022年時点)国内で唯一厚生労働省から認可を受けているスターサージカル社製のものです。スターサージカル社製レンズはコラマーという目に優しいレンズ素材でできており、生体適合性が高く、自然な見え方が可能です。また柔軟性があるため、目の中でずれたり割れたりするような心配はありません。
③ICLのメリット・デメリット
メリット
- 角膜を削らないため見え方の質が高い
- 目に優しいレンズ素材
- 適応範囲が広く強度近視や角膜の薄い方、軽度円錐角膜(慎重実施)の方も可能
- 視力の長期安定性
- 眼鏡やコンタクトのわずらわしさがなくメンテナンスフリー
- 万一の場合元の状態に戻せる
デメリット
- レーシックよりも手術費用が高額
- レンズをオーダーメイドするため、国内に在庫がない場合などは手術までの待機時間が長くなる
- ハロー・グレア
④適応と禁忌
ICLは、適応範囲が広いのが特徴ですが、すべての方が手術を行えるわけではありません。適応検査をもとに医師が手術の可否を判断します。
適応
- 年齢20歳以上40歳未満(※18歳以上20歳未満の方は親の同意書が必要)
- 等価球面度数-18.00Dまで(-15.00D以上は慎重適応)
- 乱視度数-6.0D以下(-4~6は要相談)
- 前房深度≧2.8mm(角膜内から水晶体前面まで)
- 矯正視力1.0D以上
禁忌
- 眼の病気(角膜・瞳孔・虹彩・ぶどう膜・網膜の疾患・白内障など)がある場合
- 緑内障の既往または眼圧が21mmHg以上ある場合
- 角膜内皮が2,000個/m㎡
- 妊娠中、授乳中
- その他医師が適応外と判断した場合
⑤日帰り手術が可能
- ① ご予約
LINEでお友達登録いただきご予約ください。お電話でのご予約も可能です。
適応検査前の注意事項【コンタクトレンズ中止期間】
- ソフトコンタクトレンズは1週間前
- 連続装用・乱視用ソフトコンタクトレンズは2週間前
- ハードコンタクトレンズは3週間前(要相談)
から装用の中止をお願いします。
- ② 適応検査・コンサルテーション
-
- 手術に適正があるかどうか判断するための検査です。
- 眼底検査時に散瞳をしますので、瞳孔が開いた状態が4~5時間ほど続きます。
しばらくものがぼやけて手元も見づらくなりますので、ご来院の際に車やバイクの運転はお控えください。
- ③ 再検査
- 再検査を行い、1回目の検査結果と度数差がないかの確認をします。
この検査の結果に基づき、レンズの度数決定を行います。 - ④ レンズオーダー
- お一人おひとりに合ったレンズのオーダーを行います。
国内在庫がある場合は1,2週間~、在庫が海外にしかない場合は2,3週間~、新たに製造依頼する場合や特殊なレンズの場合は、手術まで4,5ヶ月~お時間を要する場合があります。 - ⑤ 手術日の決定
-
手術は基本的に両眼同日で行います。
ご希望や眼の状態によって、日程をあけて手術を行うこともあります。【手術の流れ】
①瞳孔を拡大させ、点眼麻酔を行います。
②角膜を約3mm切開し、切開部分からレンズを挿入します。
③レンズを虹彩と水晶体の間に固定し、瞳孔を収縮させて終了となります。
- ⑥ 定期検診
- 術後翌日、1週間後、2週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後を目安に術後検査を受けて頂いております。医師の判断により、回数が変わる場合もあります。
費用
適応検査代(受診1回目) | 5,500円(税込) |
---|---|
精密検査代(受診2回目,3回目) | 5,500円(税込) |
乱視なしホールICL | 650,000円(税込) |
乱視ありホールICL | 720,000円(税込) |
保証内容
- 術後検診半年間無料(手術翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後)
※医師の判断で変わる場合が御座います。 - レンズの位置修正3年間無料
- レンズの交換半年間無料
※医師が治療的な観点から必要であると判断した場合
リスクと合併症
ICLは非常に安全な手術ですがリスクは0ではありません。手術後になにか不具合を感じたときは速やかに受診てください。合併症を引き起こすことは非常にまれですが、あなたの大切な眼を守るため十分ご理解の上でご検討ください。
白内障
レンズが水晶体の前面(前嚢)に接触して、前嚢混濁が起こる場合があります。
視力に影響が出るほどの混濁が生じた場合には、レンズを摘出し、入れ替え、さらには白内障手術にいたることがあります。現在のホールICLのレンズになってからは、ほとんど起こらなくなりました。
眼圧の上昇
旧ICLレンズモデルでは、レンズを挿入することによって房水の循環が悪くなり、術後3%前後で緑内障が起きることがありました。現在のホールICLレンズになってからは、房水(眼内の水分)の循環が確保され、白内障同様起こるリスクは著しく低下しました。
術後眼内炎
ICLは内眼手術(眼球内の手術)に分類され、約3㎜という小切開創からレンズを挿入します。0.02%と非常にまれではありますが創口より細菌感染を引き起こすことがあります。このリスクを回避するため私たちも最善を尽くしていますが、術前術後の注意事項や点眼を守って頂くことによってリスクを低減することができます。
レンズの位置ズレ
多くの方が翌日からよく見えるようになりますが、目の中でレンズが安定するまでは少し時間がかかります。強い衝撃が加わったりすると、まれにレンズの位置がズレることがあります。乱視用(トーリック)の場合レンズが回転して軸がずれた場合は修正手術をおこないます。
レンズの真ん中には、安全性の観点から極小の穴が設けられていますが、稀に光が反射して暗いところで強い光の刺激を受けたとき、光が滲んだり、眩しく感じたりすることがあります。